専修大学のヘッドコーチ、WOWOW・NBA解説者で有名な中原雄さんに、にPEAK・PROFESSIONAL BASKETBALL SHOESシリーズの看板作・KIDDⅣとBATTIERⅥを試用していただきました。
選手として指導者として、様々な栄冠を勝ち得てきた中原さんが、初めて接したPEAKシューズの感想とは?

 

KIDDⅣ
・ファーストインプレッション
初めてKIDDⅣを見たときの印象は、重量感ですね。
ただ手に持ってみると、すぐに「あれっ?」て思いました。見た目ほど重くないぞと。
感性的な言い方ですが、実にナチュラルな感じですね。
僕は初め外靴で初めて履いて、すぐにクラブチームの練習でも履いてみたんですが、とても柔らかいという印象が強く残りました。
特にソールのあたりがめちゃくちゃ柔らかいのに驚きましたね。

・グリップ
爪先から踵まで柔らかさがあるので、その代償として力を入れて踏ん張ったときに、フロア感がぼやけているように感じました。
逆に言うと膝とか足にかかる負担が分散されるので痛くならないんですよ。
もちろん実戦にも普通に使えるのですが、クッション性能が素晴らしいので、ケガの経験がある人にはお勧めできるシューズですね。
耐久性の良さも感じたので、この靴は長持ちしそうだなと思いました。

・フィット感
幅広なのできつさは感じませんでした。日本人向けだと思います。
いわゆる普通のバッシュと同じくらいのフィット感。BATTIERⅥのフィット感があまりにも素晴らしいので、そう感じるのかもしれません。
これもBATTIERⅥを履いた後だからかもしれませんが、もう少しタイトでも良かったかもしれません。もちろん個人的な感想ですが。

・クッションの効き
パーフェクトです。クッションの上に浮いているような感じすらしました。
これも爪先から踵までしっかりクッションが入っているからだと思います。

・デザイン
シンプルですね。
キッドがマーベリックス所属なので仕方がないのですが、もっとカラーバリエーションがあってもいいように思いました。
特に専修大のチームカラーがグリーンなので。

 

BATTIERⅥ
・ファーストインプレッション
初めて見たときにはすごくカラフルな感じがしました。僕は青のグラデーションがかかっているものを受け取ったのですが、すごく綺麗で発色が良いなと。
NBAだったらチームカラーに合わせて色を用意するのでどうしようもない面があると思いますが、もっといろんな色があってもいいように思いました。

・フィット感
スムーズに足に馴染みました。
僕にぴったりですごく気に入っています。
幅広だから無理なく足が入るし、中で締めつけて、ユーザーの足に合わせてくれる感じです。内部でソールからアッパーまで足と一体になっていているのが良いですね。
あとランニングシューズの要素が入っているような気がします。
足に掛けた力が逃げずに、ダイレクトに伝わる感じがします。

・グリップ感
足へのフィット感が非常にあるので、しっかりと足を押さえてくれます。
縦横の動きは問題ないです。

・クッション
踵から拇指球のあたりまではしっかり効いている感じです。
爪先が薄い感じがするのは、接地感の問題だと思います。逆にそうなっているから力が床に伝わりやすいのだと。
十分柔らかく感じますが、KIDDⅣよりは薄いのでよりフロアの感触がつかみやすくなっています。

・デザイン
非常に綺麗な色をしています。グリズリーズカラーだからといっては身も蓋もないかもしれませんが、青や白の中に入っている黄色が全体を引き締めて、際だって綺麗に見せています。
グラデーションは弱いと思いますが、青の発色は非常に美しいです。

 

・PEAKについて
ここまで柔らかいとは思わなかった。
実際にバスケットの試合でもそうですし、ストリートで履いても映えると思います。
もちろん個人の好みもあると思いますが、(性能的には)誰でも履けるし、使う場所も選ばない。クッション性能は本当に良いと思う。
個人的には足の甲のフィット感が秀逸なBATTIERⅥが好きですね!

【Profile】
中原雄
専修大学 体育会バスケットボール部 監督
WOWOW NBA解説

福岡大大濠高校から専修大学を経て1989年にいすゞ自動車に入社。主将としてリーグ4連覇に導く。1999年現役引退。母校である専大のアシスタントコーチに就任。2004年にヘッドコーチ昇格。大学史上初のインカレ制覇などに導く。
WOWOW NBA解説を始め、各テレビ局でバスケットボールの解説を務めている。

WOWOW NBA ONLINE →【リンク先
専修大学体育会男子バスケットボール部SOARERS 公式Webサイト
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